Title

Beyond The City

「ビヨンドザシティ」特設サイト

Outline

映像監督/映像作家 山田智和さんによる、渋谷を舞台にした都市最大級の屋外型展示 ”Beyond The City” 。
そのプロジェクトの特設サイトのプロデュースと制作を担当しました。
半年前の再開発中である渋⾕で記録した作品を渋谷の街中に掲載することで、かつての渋谷と現在の渋谷を同じ瞬間で観るという、環境も合わせた展示としてアップデート。

作品は、2月上旬の8日間、渋⾕駅周辺の路上を中⼼としたビルボード100箇所以上をジャックし、渋谷スクランブルスクエアのデジタルサイネージでは特別映像も放映されました。

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Date
Feb 03, 2020
Field
Produce / Planning
Category

今回展⽰された、⼭⽥智和氏によるオリジナル作品 “BEYOND THE CITY“は、2019年に渋⾕を舞台としたアート・プロジェクト「SHIBUYA / 森⼭⼤道 / NEXT GEN」 の⼀環で、制作された写真・映像となっており、⼭⽥智和氏が過去10年の活動の中で撮影してきた渋⾕の同⼀ロケーションと⼈物を、半年前の再開発中である渋⾕で記録した作品です。過去の記憶から新たな記憶を呼び起こす作品として、時とともに新たな価値を纏い、渋谷の路上に掲示されました、

*展示情報
“BEYOND THE CITY by TOMOKAZU YAMADA”
2020年2月3日(月)-2月10日(月)
会場:東京都渋谷駅周辺路上ビルボード100箇所以上、渋谷スクランブルビジョン
会場:Beyond The City 2020(https://goo.gl/maps/SVGqzt9vzZbbp8Yh9)

今回の展示が渋谷を舞台に、かつての渋谷と現在の渋谷を同じ瞬間で観られるというものだったことから、特設サイトでもそれを再現すべく、背景の渋谷と重ねて作品を観られるようなデザインにしました。
また、多くのユーザーが展示された作品の隅に印刷されたQRコードを読み込んでサイトに訪れることを考え、スマホもPCも一貫してUIをシンプルで使いやすいものにしています。
細部にわたる演出も、今回の展示のコンセプトをデジタルに昇華させたものにこだわりました。
今回の展示に対して、山田氏は、「自分自身の存在した記憶たちの補完」と表現しています。
そこから、このサイトも、たくさんの人の記憶が集まって補完されていく場所となり、記憶が集まることによって、あの頃の景色は色褪せないと再認識できる場所になればと考えました。
特設サイトでは、「記憶は薄れていくモノだが、逆に強烈な記憶は色鮮やかに残るモノである」というコンセプトを掲げ、サイトの訪問者数によってモノクロの作品がカラーに少しづつ変化していく演出を実装しています。

ここが、記憶の集積地として。ひとりひとりの記憶から、ひとつの記憶が蘇る場所として。
ここに記憶が集まるたび、モノクロに映る景色が少しずつ、白黒の世界から色鮮やかに変化していきます。

デザイン、演出により、小さな画面の中でも、山田氏の作品や、そこに込められたメッセージに没入できるような世界観を創造しました。
Credit
PLANNING / DIRECTOR:山田 智和(Caviar)
PRODUCER:中村 ミサ(Caviar)
PRODUCER:三上 太朗(CEKAI)
PRODUCER :山中 雄介
PROJECT MANAGER:佐藤 裕香
DESIGNER:中川 博文(ANDMADE)
DESIGNER:米田 米男
DEVELOPER:長谷川 巧(unshift)